6. 生きてる?
そうっと、ゆっくり、まるで薄いガラスでできた人形を洗っているかのようでした。チョッと力を入れすぎるとパリンと割れてしまいそうな・・・。だって、本当にグッタリしてしまったんです。
あぁ、どうしよう。洗うべきじゃなかったのかなぁ。ドキドキしながら耳を子猫の顔に近づけると、かすかに息してるのが分かりました。
(お願いだから、死なないでよ〜。)と、心の中で一生懸命祈っていました。
それにしてもスゴイ数のノミでした。
ハンカチくらいの大きさのハンドタオルを、2匹で10枚以上使って体を乾かしましたが、ノミの死体が凄くて全部捨てました。
100匹以上いたと思います。(数えてはないですけど^^;)人間だってこんなに血を吸われたら貧血になるでしょう。ましてや、生まれて間もない子猫です。本当によく生きていたなぁ。
しばらくタオルで体全体をマッサージするように拭いていたら、温まって少し元気が出てきたみたいで、モソモソ動き出しました。
(はぁ、よかったぁ。)ほっと一息ついたその時!
「ウェ〜!なに、これぇ〜!」
→め、目が・・・。







